リリアとトレイズ

リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫)
リリアとトレイズ〈2〉そして二人は旅行に行った〈下〉 (電撃文庫)

まともに感想を書くならば、暗さを知っていながら自らを明るくすることにより暗さを包み込むアリソンと明るさを消さないためにあえて暗さの中で生きていくトラヴァスが相互補完的な人生を歩んでいて、大人になった二人は見ていてすがすがしかった。

個人的な感想は下巻の「遺書」に関して。親のラブレターを見ると子供は「なんじゃ、こりゃー!」と叫びたくなりますよね(経験あり)。うん、でも、親のラブストーリーを知るというのは良い経験になると思うよ(自分の経験上)。それがどう考えても子供が聞く範囲を超越しているんじゃないかという話を聞かされてもね(経験あり)